居抜き店舗 ブログ記事
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居抜き物件の場合、トラブルと対策
「 居抜き物件の場合、トラブルと対策 」
居抜き物件は初期費用を抑えられるなどのメリットがある反面、トラブルが起こる事もあります。
トラブルと対策を確認しておきましょう。
設備関係のトラブル
居抜きで前テナントより引き継ぐ物として、空調や照明、音響設備などがございます。
その場合、設備は残置物として引き継ぐ事となり、設備に故障が発生しても新テナントの費用負担にて修理する事となります。
引渡しを受ける前に、自身にて動作確認しておく事が大切です。
引渡し状態が合意条件と異なる
実際に引渡しを受ける際に、造作の状態や什器の種類、数が異なり、トラブルになる事がございます。
承継のやり取りは書面にて行う事が大切です。
什器リストを前テナントに作成してもらい、新テナントがリストをもとに、要・不要のリクエストを出すのが一般的です。
また、什器リストにはメーカー・品番・色・数量などを記載し、写真を添付するのが望ましいです。
各種書面の締結
居抜きでの引渡しの際には、次のような書面の締結が必要です。
・賃貸借契約書:賃貸人と新賃借人で締結
・原状回復義務に関する覚書:賃貸人と新賃借人で締結
・合意解約の覚書(契約終了時期が早まる場合):賃貸人と旧賃借人で締結
・資産譲渡契約書:新賃借人と旧賃借人で締結